2016年11月11日金曜日

大統領選!

先日、大注目の大統領選が終わりました。

どこからどう書いたら良いか・・・という感じですが、
まず、ここ数日は街中のエネルギーがどよーんとしている気がします。

もじゃさんもほとんど寝れなかったようで、それに伴って私も寝れない・・・
(いや、寝てはいるのですが、物音で起きてしまって睡眠の質が悪い)

大統領選当日は早めに帰って、もじゃさんとネットで速報を聴いていたのですが、
そもそも大統領はヒラリーと、全く疑ってなかったもじゃさん、
だんだんと形成が悪くなっていくのをみて、「The end of my country...」(我が国の終わりだ・・・)と
言い始め、仕舞には「Terrible...」(ひどすぎる・・・)としか言えなくなっていました。

私も、私の知っている限りではトランプ支持の人は全くおらず、
テレビや記事で調べても、どういう人かいまいちピンときていませんでした。
日本のメディアがやけに「トランプも善戦している!」と煽るなー・・・と思うほどでした。

選挙戦当日は私たちの周りでは「明日、アメリカがまだ生きてたら会おう!」というのが
おきまりのジョークになっていました。

そして結果を受けて、たくさんのデモや悲しみや怒りや恥ずかしいというのポストが
今は見の周りのあちこちに溢れています。

そういった気持ちを持ってしまうことはも自然だし、ちろんしょうがないと思いますが、
私はアメリカの選挙権がなく、おそらく蚊帳の外だからか、どちらかというと冷静に、
彼らがトランプを支持している人たちを理解する良いきっかけとなったな、と思っています。

トランプをどんな人が支持しているのか。

大学に行ってなかったりして、例え政治的判断力がない人たちだったとしても、
あんなに差別発言や非人道的な発言をして、冷静に判断したら選ばないような人を選ぶ心境。
それだけ生活に追い詰められて、日々苦しくて、藁をもつかむ思いだったのかな、と思います。
(もちろん、理由は人それぞれなので、そんな人ばかりではないと思いますが。)

そんな人たちを、私たちは理解しようとしていたのか?
彼らを置き去りにビジネスや政治をまわしていなかったか?
自分たちのコミュニティの中だけがアメリカだと思いあがっていたのでは?
そういう疑問がたくさん湧いてきました。

そして、それは、アメリカの中だけの話ではないな、とも思います。

日本にいたとき、自分の周り以外のコミュニティの人のことを考えられていたかな?
自分と違う境遇の人を理解しようとしていたかな?
そう思うと、日本の中にいた自分にも、反省すべき点がたくさんあるなと思いました。

今回はたまたまアメリカでの結果でしたが、
世界中の人々に、「自分がいかに限定された世界で生きているか」を
見せつけたなと思っています。

トランプさんが非難されている発言に関しても、日本に置き換えて考えてみると、
移民排除について、日本ではそもそもアメリカほど受け入れすらしていない。
女性差別発言も、日本では当たり前のように行われている。
LGBTや多様な人種の人が日本では生きやすい環境とは全くいえません。

ぜひ、日本のひとたちにも、「自分がいかに限定された世界で生きているか」を
立ち止まって考えるきっかけになるといいなと思いました。

そしてヒラリー支持だった人たちが、違う政治思想の人たちといがみ合うことなく、
原因をきちんと把握して、コミュニティを広げていったり、交わっていくことを期待しています。

日本でも色々な議論がされていると思いますが、本当に他人事ではありません。
政治やビジネスを回しているのは基本的におじさんたちです。
本当に彼らが女性や、子供や、多種多様な人のことを考えられているのかな?
いつも疑問に思っています。

まだまだ全然考えがまとまってないですが、もじゃさんと一緒にきちんと結果を
受け止めたいと思います。

おなかのわが子が生まれるのは大統領が交代した来年です。
そして来年は私のグリーンカード更新の年にも当たります。

どんな影響があるのか計り知れませんが、不安になりすぎず、
しっかり対応していきたいと思います。

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2 件のコメント:

  1. 大統領選、大盛り上がりでしたね。私もアメリカで日々の選挙戦を見つめていました(選挙権ないですが)。
    ここはRed Stateなのでトランプ支持者もたくさん居ます。我が家も大卒のホワイトカラーですかトランプ支持です。
    思うのは、メディアが偏向報道をし過ぎたということです。
    トランプの政策は、「移民排除」ではなく「不法移民排除」です。その「不法」の部分をメディアがカットアウトして放送し、移民嫌いと思われるよう仕向けています。
    不法移民で犯罪を犯したものを送還し、厳正な審査を通過していない移民難民を受け入れない。と言っています。これは差別とかヘイトとかでなく、国として当然のことです。
    トランプの集会では、メディアを指して「誤ったイメージを植えつけている」と言っています。大きいネットワークがヒラリー支持ですし、過激発言を流した方が視聴率があがるので、そうなってしまったのも分からないでもないですが・・・。

    ちなみにNot my presidentと叫んでいるデモ隊は、時給を貰ってバスで乗り付けていることがわかっています。hijabを取られて差別的発言をされたと言っている話は作り話だったそうです。

    口調が激しいですし、品があるかと言われれば無いかと思います(笑)。
    でも落ち着いて話してる時は放送されないですしね。機会があれば、実際にどんなことを言っているか全体スピーチを見てみてください。
    日本の米軍撤退については私は反対です。日本の負担と、アメリカが受けてる利益を知ってか知らずか、聴衆を煽ってる感が強いですね。でも、アメリカ人にしたら、他の国を守って血を流す可能性があり、その国は「憲法で戦争放棄」と言われたら、おもしろくはないだろうなとは思います。

    長々と失礼しました。アメリカがより良い国になっていくと信じましょう!

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    1. 貴重なコメントをいただきどうもありがとうございます!
      まさに求めていたトランプ支持者の方のご意見が伺えてとても嬉しいです。
      おっしゃる通り、口調や過激な発言からくる印象が先行して、そこから判断してしまっていたような気がします。これから益々メディア露出が増えると思いますので、きちんとお話されることを追っていこうと思います。
      心強いメッセージをいただき、本当にありがとうございました!

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