テーマは、スキルがなくて職がない人たちと、働き手不足に悩まされている雇用主との
ギャップをテクノロジーで解決しよう!というものでした。
私たちのゲームは直接のソリューションとなる訳ではありませんが、
語学学習をスキルの一つと捉え、もじゃさんが登壇のチャンスをいただきました。
サミットの場所へ向かって歩きながら、アメリカの複雑な低所得者層の課題を
もじゃさんからレクチャーしてもらいました。
私はモチベーションの問題が最も根本なのだろうと勝手に考えていましたが、
そもそも成功ロールモデルがいない、家庭内環境が悪いなど、抗えない理由もたくさん。
何といっても、その職がない人たちと職のある人たちが国内で完全に分断されているという
ことも大きな問題だなと思いました。
自分たちでも思いますが、やっぱり類は友を呼ぶで、意識しなければ自分たちと似た境遇の
友達だけがどんどん増えていきます。
同じ国、ましてや同じ町内に住んでいて、様々な国の人や多様な境遇の人がいても、
お互いの世界が混じりあってはいないと感じることがあります。
サミットの中では、例えば個々人のスキル育成から学校やジョブマッチングをできるサイトや、
スタバなどの場を利用して、ひとりひとりを支援していった例など、たくさんの方法が
紹介されていました。
でも、いつもこういうサミットに行くと感じるのは、「当事者がいない・・・」教育の会議で
子供抜きで話しているのは、なんだか大人の価値観の押しつけのようで
私はとても居心地が悪いです。
でも、このサミットはきちんと当事者を招待していました!
学校をドロップアウトして、ホームレス状態になっていたけれども、ウェブページを作る
スキルを学んで、職を得て生き生きと働いている少年。
周りの大人たちも働いていないし、自分が働くなんて全くイメージしていなかったけど、
紹介してもらった交通整理の仕事を初めて、やりがいを感じている少年。
本当に少しのきっかけで、スキルを手に入れて、自分のやりたいことに近づけるんだなーと
思って感動しました。
日本では、色々な理由はあれど、心身的に職につけないという方が多いと感じていて、
このようなスキル育成+心身のケアも含めた職業支援がいつかできるといいなと思いました。
何といっても、その「スキル」が全く「学歴」に関係なく語られていて、
未だに「新卒」とか気にしている日本はこの先大丈夫か・・・??と少し心配になりました。
肩書でなく、個々人のスキルで判断される時代がアメリカには来ているんだなと強く感じた
サミットでした。
もじゃさんの参加したパネルディスカッションは、真面目な話題なのにジョーク満載で、
会場を笑いの渦に巻き込み無事終わりました!
私たちのメッセージの「どうせスキルを育成するなら楽しく育成しようよ!」というのが
うまく伝わったようでとても嬉しかったです。
今までに鍛えたネットワーキング力で、たくさんの方とお知り合いになれて、
超スピードの英語にまみれて疲れ果てましたが、とても満足のサミットでした!
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