お友達に会いに行ってきました!
実はこのお友達、ダディさんと同じ職場で
「とても気が合うんだよねー」と言っていたので、
うちでおもてなしして、今では週一で電話をする
仲のお友達です。
どんな仕事をしても素晴らしい方だそうなのですが、
何と言ってもうちと教育観が同じ…!!!
圧倒的に子どもを信じて、子ども主体で
考えてくれるお友達です。
お家にお伺いすると、私たちとの話はそこそこに、
4時間ずっとわが子とお話作りをしてくれました!
彼の遊び方が素晴らしすぎたので、記録しておきたいと思います。
完全なる子ども主体で、禁止や諫める言葉が一切無し。
古いタイプライターやレコードプレーヤーなども、
使い方をゆっくり教えてくれて、監督の上
安全に使わせてくれました。
息子の話を遮ることが全くありませんでした。
なかなか単語が出ないときも、
じっと待ってくれて、退屈にしたり
疲れたりすることなく、お話作りを終わらそうとする態度も
全くありませんでした。
お話作りの前に、息子が好きなゲームやキャラクターの話を、
全く知らないだろうのに興味深そうに聞いて、
とても良い質問をしてくれました。
それによって、息子にとって安心安全な
場所であることを認識させてくれました。
お話作りが始まってからも、
話をリードする時と息子にリードさせる時のバランスが素晴らしい。
息子が乗ってきたタイミングを見逃さず、
その時にはより多く話させてくれていました。
アイデアを出すバランスもとても良く考えられていて、
息子がアイデアを出せそうなときは待ち、
自らも息子の思考の妨げにならないようにアイデアを出して
お話を膨らましていくので、
自然とアイデア出しの例を見せてくれていました。
そして何と言っても、お話作りから学びへの繋げ方。
部屋がクッキーでいっぱい!という状況から体積につなげたり、
クッキーの種を植えたときにどうやって育つか聞いて理科の学びに繋げたり。
お話の随所にそれを散りばめてくれましたが、
全く押し付けず。
その学びの種に目がキラリと光った瞬間を見逃さず、
深められそうなときは深めていく、興味のなさそうな時には
違う話題や違う方法でアプローチしていくということを
瞬時に柔軟に繰り返していってくれました。
お話作りや演技が恐らく彼の得意分野で、
それに自然と持っていくことで
息子も彼自身も楽しめるように仕組みとして整えているように感じました。
親子で遊ぶ時も、お互いが興味がないとこんなに長くは続きません…
私とダディさんもその場にいましたが、
それぞれが気になったこと、質問を追加するのみで、
できるだけ二人の遊びを邪魔しないようにしていました。
それをしながら、自分たちの考え方の
くせにも客観的に気づくことができました。
夫の場合は、より学びに繋げたり、ジョークに繫げる癖があり、
私の場合は登場人物の感情やモラルの学びに繫げる癖がありました。
それらが良い悪いではなく、そういう癖があると知ることで、
作る話がそちらに行きがちだという認識が持てたので良かったです。
子どもを一人の人間として尊重し、
子どもの興味関心から学びに繋げていくためには、
これだけの労力がかかるということも体感することができ、
毎日毎時間は無理でも、この姿勢を穿いていくことで
時間はかかっても理想の学びは実現できると確信できました。
お近くだったら毎週でもお願いしたいぐらい、
とても貴重な濃い時間でした。
わが子もこのお話は心に残ったようで、
ボストンに帰ってからも度々話題にしています。
こういった価値観を持つ人を
少しずつ育てていけたらなと思います。
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