Appreciation & Consideration
何かプレゼントをもらった時は、
自分がほしくないものであっても
「ありがとう」と言おう。
自分が取った行動は相手のことを
思いやっているのか考えよう。
そんなことを逐一伝えながら早一年。
今年のクリスマスに、ダディの叔母さんから
ピンポンセットを頂き、
「ありがとう」とは言えたものの、
「何かわからないからゴミ箱にいれよう」と
言った息子。
すぐに説明して、楽しんで使って、
再度「とても楽しかった、ありがとうございます」と
言うことができました。
朝起きてすぐ、話す時間を持ちました。
「ありがとう」が上手に言えるようになってきたから、
次のレベルに進もう。
次は、「相手が悲しくなることは言わない」
練習をしてみよう。
わが子が言った言葉について、後から話すと
すぐに大変なことを言ってしまった…と
涙ぐむので、その場では分からなくても
後からは理解ができます。
なので、その場で言う前に考えてみよう。
という話をしてみました。
「ありがとうはクリアした」
「次のレベル」というキーワードが良かったようで
すんなり聞いてくれました。
そしてもう一つの思いやりについて。
夜寝る前は疲れ果てて、何もやりたくなくなるわが子。
私もそうなのでとても気持ちが分かります。
今回は自分の水筒を取ってとお願いしたのに、
ダディも私も自分で取ってと言ったので、
「じゃあ僕は喉がからからのままだ！」と
しくしく泣き始めました。
その晩はダディを悪者にして、喧嘩したまま
寝たようですが、朝起きてお話タイム。
昨日は本当に疲れてたよね、
でもマミィもダディも疲れてたの気付いた？
水筒取ってというのは、思いやりのある行動だったのかな？
という話をしてみました。
水筒を取ってと言ったのができないのは分かった。
でもその後ダディに「思いやりがない」と
言われたのが、悪口に聞こえて嫌だったとのこと。
わが子はとっても思いやりのある子だよね、
マミィもダディもそれはよく知ってるよ。
今までとてもよく思いやりをしてきたから、
今度はもっと「思いやり」を進化させてみよう！
と提案して、朝から行動の一つ一つについて
どんな思いやりがプラスできるかを考えました。
服を着替えるのは自分で早くやる。
キッチンへ行くときは静かに歩いて小さな声で話す。
朝ご飯を作るのを手伝う。
ここまでは私と話して自分でも納得して取り組んでくれました。
ここからは自分で考えて、マミィと自分の分の
フォークを持って行く
「先の見通し思いやり」だね、と思いやりの形に
名前をつけました。
その後は植物に水をあげたい！とのことで、
「他に何ができるか自分で考えた思いやり」だね！
お水をあげた植物はどんな気持ち？と聞くと
「ありがとう」という気持ち。というので、
「相手の気持ちまで考えられる思いやり」だ！
というふうに盛り上げていきました。
その後私も行動の一つ一つを言葉にして、
「わが子はヨーグルトの蓋あけるの大変だから、
少し開けておこう思いやり」
「ダディ朝起きたらおなかすいちゃうから、
朝ご飯を作っておこう思いやり」と
説明しながらすると、とてもうまく伝わって、
益々感謝の気持が湧いてきたようです。
しばらくして「どんな報酬がもらえるの？」と
聞いてきたので、「家族皆がハッピーになるよ」と
伝えると物足りなさそう。
今どんな気持ち？と聞くとハッピーとのことで、
私もとてもハッピーだよとお話しました。
すぐに物理的な報酬と結びつけたがるのは
また次の課題かなと思いつつ、
ひとまず「感謝」と「思いやり」が
またひとつレベルアップしたことに
小さな感動を覚えました。
色々なこだわりがあり、なかなか一筋縄では
いかない育児ですが、
ゆっくりわが子の成長と向き合いながら、
適切なタイミングで話し合って
一つずつ乗り越えていけたらと思います。
